警官刃物♂に威嚇発砲【岐阜新聞】
2012年09月13日 05:44
11日午前9時40分ごろ、飛騨市神岡町船津の国道41号で、「上半身裸の男が包丁を持って歩いている」と、通行車両のドライバーから110番があった。駆け付けた飛騨署の男性巡査長(36)に男が刃物を振りかざして向かってきたため、巡査長は拳銃1発を上空に向けて発砲、男を銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した。
同署によると、男は同所の会社員井林勝也容疑者(47)。逮捕容疑は、同日午前9時45分ごろ、同所の国道で刃渡り16センチの包丁を振りかざした疑い。
通報を受けた署員2人が、井林容疑者の自宅から約200メートル離れた国道上で、「刃物を捨てなさい」と何度も井林容疑者を説得したが、聞き入れず向かってきたため威嚇発砲。その後、署員3人が加わり、容疑者が包丁を手放したところを取り押さえた。
同署の小森忠光次長は発砲について「容疑者逮捕のための適正な職務行為だった」としている。